猫の手は神の手?
二人目の子が少し大きくなった頃、家族は頻繁に外出するようになったのにゃ。
みけにゃは、いつも留守番と自宅警備。
まったり寛いで寝てるだけ?
とんでもにゃい!
念入りに毛繕いをして匂いを消し、縄張り点検して、いつGが侵入して来ても迅速に退治出来るよう体力を温存しているのにゃ。
そうそう、電話を受けたことは無いけど、かけたことはあるのにゃ。
(電話の上に乗り、偶然スピーカーと短縮ボタンを踏んで実家に無言電話をかけた)
暇すぎるとそんな悪戯もするけど、家族が帰宅する時は必ず、玄関で三つ指(肉球)ついてお出迎えするのにゃ。
そんなある日、帰宅して少し経つとnn母さんが慌てて何かを探している。
ぶつぶつ言いながら、家中ゴソゴソ探しているけど、見つからずかなり焦ってる様子。
「帰って来て鍵開けて、どこに置いたんだろう?鞄の中にも無いし…」
そこで、みけにゃが玄関に向かい、こっちニャーと呼んだのにゃ。
nn母さんが玄関に来ると、今度はドアをカリカリ。
ドアが開くとササーッとポーチに出て、そこに停めてある自転車のチェーンカバーを軽く猫パンチしたのにゃ。
すると…
そこに挟まっていた鍵が、チャリンと、コンクリートの床に落ちたのにゃ。
みけにゃは、ちゃーんとドアの内側で聞いていたのにゃ。
nn母さんが玄関の鍵を開けて、その後自転車の籠から荷物を取った時、鍵を落としてチェーンカバーに挟まった、微かな音を。
ご褒美は…
無いだと?
それどころか、「化け猫だから何でもお見通し」なんて言われるし、顔を擦り付けて匂いをつけられ、散々な目にあったのにゃ。
もう、
みけにゃの手は貸さないのにゃ(=`ω´=)
チャイルドロックは、みけにゃでも開けられないにゃ(=^x^=)