困ったちゃん猫
6回目の引っ越しで、やっと終の住処に落ち着き、平穏な日々を過ごすこと数ヵ月。
当時18歳のみけにゃ。
美しさや運動能力は、年下のくろにゃに負けてはいなかったけど、過去に腎不全を患った身体を労るべく、極力ストレスになる事は避けたかったのにゃ。
しかし、そんな穏やかな日々はそう長くは続かなかったのにゃ。
実は、みけにゃはモップが大嫌い。
以前、○○キンのレンタルモップに仇のごとく、猫パンチ炸裂した事があったにゃ。
(薬品臭も気になったし、お試しだけで返しました)
それを知っていながら、またしてもモップを持ち込むとは!!
しかも、ケモノ臭いし、自ら動き回るモンスター?!
モサにゃ「モップだなんて失礼にゃ!」
nn母さんは、思うところがあって、ホントは純血種を飼う気はなかったらしい。
が、
とある複合商業施設の一角にあった、ペットショップが閉店することになり、売れ残って大きくなったモサにゃは、引き取り手が無く、哀しい末路を余儀なくされる寸前だったらしい。
その時のモサにゃは、自らの危機を感じていたのか、必死で媚びていたので、見捨てることは出来なかったんだと。
だからって、みけにゃの許可無く持ち込むなんて、いったいnn母さんは何を考えているのかヽ(`Д´#)ノ
そんなモサにゃは、数々の問題を起こしたのにゃ。
1. 本気噛み
何ヶ月も狭いケージに閉じ込められていたモサにゃは、猫社会のネの字も知らぬ、我が儘を絵に描いたような、とんでもない奴だったのにゃ。
(そう言うみけにゃ、お嬢様育ちから立派な女王様に成られました(^w^))
みけにゃは、売られた喧嘩は倍返しするという、お決まりの洗礼を新入り小僧モサにゃに浴びせたにゃ。
あっけなく退散したが、今度は、くろにゃに襲いかかるモサにゃ。
ところが、くろにゃは喧嘩をしかけられても買わない平和主義。
やり返さないので、モサにゃが調子に乗って追いかけ、本気でガブリ。
それでも、くろにゃは反撃も威嚇もせず、か細く高い声で助けを求めるような悲鳴をあげる。
堪りかねたnn母さんは、幼猫時代のみけにゃに行った躾を、モサにゃにも何度も試みたが、正に血の滲む努力は虚しく、失敗に終わったのにゃ。
誤解のないように言っておくが、みけにゃは人の手を血が出るほど強く噛んだことは無いのにゃ。
くろにゃ(元♂)、モサにゃ♂だったから、モサにゃはボスの座を狙っていたのか?
ンにゃ?
ボスは誰がどう見ても、みけにゃ様なのにゃ。下僕どもの争いなんて、ハタ迷惑極まりにゃい。
2. 何でも食べる
モサにゃは食べ物ではない物(ねこじゃらし、紐、ティッシュ等)を遊びが興じて食べてしまう…なんてウマシカな奴にゃ。
(ウマとシカに失礼ですよ!)
みけにゃも子猫時代に、ティッシュを掻き出してまき散らしたり、毛糸玉を転がして毛糸まみれに遊んだ事があったけど、食べてしまう事なんて一度もなかったにゃ。
モサにゃ「携帯なにそれおいしいの?」
3. 自爆パニック
ガッチリ筋肉質体形のくせして、猫とは思えないほど運動神経が鈍く、椅子に飛び乗ることも出来ない。そのくせ好奇心が強く無茶をして失敗し、パニックになる。
そういう時は普通、毛布や布等を被せると落ち着くけど、モサにゃには通用せず。
それどころか、『覆われて突然暗くなる→更にパニック』となり、布(服)を広げただけでビビるようになってしまったのにゃ。
4. 人の腕にナニする
リビングで昼寝をしている人の腕に跨がってモソモソし、コト(擬似交尾?)に及ぶので、人間達も寛ぐことが出来なくなったにゃ。
そして遂に、一番懐いてたnn母さんの長男の腕は、モサにゃに”白い液体”の洗礼を受けてしまったのにゃ。
ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
モサにゃが屋外に脱走した時は、みけにゃ&くろにゃ「よっしゃ!このまま帰って来なくて良いにゃ~」
と思ってたのに、nn母さんの『餌でおびき寄せ作戦』に引っかかり連れ戻されてしまったのにゃ(´-ω-`)
あまりにも奔放で、臆病な癖に狂暴で、そのうえ病弱(先天性疾患発覚)ときたら、里子に出す訳にもいかず、nn母さんは苦渋の決断をしたのにゃ。
判決『3階建ての檻に禁固刑』
もとい、家庭内別居(毎日解放タイム有り)となる。
モサにゃにしても、自分だけの安全なテリトリーが確保出来て安心したのか、随分と落ち着いたのにゃ。
モサにゃ「ここはオレ様だけのお城にゃ」
これでやっと、奴にトイレを使われる事や、ご飯を横取りすべく邪魔されなくなったので、百歩譲って良しとしてやったのにゃ。
くろにゃもホッとしたにゃ(=^x^=)