猫と新生児

みけにゃは子猫の頃、新人母さんのお腹の上が一番のお気に入りの場所だったのにゃ。

オトナになっても、みけにゃの体重は3.5㎏程。

ヒトのお腹に負担をかける程の重さでは無さそうだけど、ある時から、お腹に乗る事を拒まれたのにゃ。

暫くすると、新人母さんのお腹はポッコリと膨れ、その後のある日、まか不思議な生命体を抱いて、病院から帰って来たのにゃ。

早速クンクン、匂いをチェック。
その生命体は、時々「フギャー、フギャー」と泣くけど、寝転がってるだけで、こっちに近付く心配も無いし、どうやら敵では無さそうだにゃ。

そして間もなく、みけにゃの家族として受け入れたのにゃ。

世の中には、「猫が赤ちゃんに危害を与える」なんて言う輩がいて、新人母さんは妊娠中から「猫を捨てなさい」と何度も呪文を唱えるがごとく言われたそうだにゃ。

後に、人間の赤ちゃんが更に2人やって来るけど、みけにゃは一度も襲いかかったりなんてしなかったのにゃ。


新人母さんにとっては、みけにゃも自分が産んだ子も同じ、かけがえの無い存在。

みけにゃがベビーベッドで一緒に寝てると、赤ちゃんも機嫌が良いって言ってたのにゃ。

こうして新人母さんは、猫と人間の母さんになり(以後、nn母さんと呼ぶ)、みけにゃはベビーシッターになったのにゃ(=^x^=)